この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
新聞が読まれなくなったと言われて久しい。どうしてこうなったのだろうか?私なりにその原因を考えてみました。
私自身のことを言えば、老眼の進行もあり紙媒体で読むのが億劫になったというのがあります。
管理人
最近郵便物を取る時、他の家の方の郵便受けを見ても、(マンション住まいなんで、嫌でも目に入ります笑)ここ数年で新聞購読をしている方がめっきり減ったような気がします。
「新聞・メディア」に対する信頼性
今から約30年前のことです。私は新聞に対する信頼性が薄らいだと感じた大きな出来事を体験しました。
『サンゴ礁事件』
若い方はご存じないかもしれないが、当時のニュースとして大きく取り上げられた事件です。どういう事件だったかと言うと、
朝日新聞珊瑚記事捏造事件(あさひしんぶんさんごきじねつぞうじけん)とは、1989年(平成元年)に沖縄県西表島において、朝日新聞社のカメラマン・本田嘉郎が自作自演で珊瑚に落書きによる傷をつけ、その写真をもとに新聞記事を捏造した虚報事件である[1]。落書きの文言「K・Y」を取って、KY事件とも呼ばれる。
ちょうど今から30年前の事件だったが、現在50歳代から上の世代の方なら今でも覚えている方はいるかも知れない。これは本当に衝撃的な事件でした。
何に驚いたかと言うと、 「新聞・メディア」はその気になればスクープを捏造出来るんだ…ということにつきます。
本来なら真実をいち早く正確に伝えるのが「新聞・メディア」の最大使命であるはずなのに、事件を「作る側」に回ってしまったらルールも何もあったもんじゃない。
「新聞・メディア」の権威を失墜させるには十分な事件でした。
この事件は当初、事件を捏造したカメラマンが容疑を否認していました。
しかし結局捏造したことが明らかになり、当時の新聞社社長の引責辞任まで引き起こしました。
朝日新聞社だけでなく、大手の新聞社は大なり小なり色んなことをしでかしていますけどね。
インターネットの普及
もちろんこれは大きな原因です。インターネットが普及したことによって感じる相対的な新聞の割高感。
何しろ現役のアメリカ大統領がTwitterで発信する時代です。1次情報が新聞・TVよりも早く手に入る時代になりました。
実はここに面白い資料があります。
引用元:情報過多時代の人々のメディア選択|NHK放送文化研究所
全体 | “16〜 19歳” | 男 | 女 | |||||||||
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | |||
新聞(電子版含む) | 40 | 3 | 12 | 19 | 40 | 52 | 66 | 7 | 21 | 35 | 50 | 65 |
モバイルは左スライドで全表示
30代から下の世代と上の世代ではっきりと新聞を読む割合が別れています。
若い世代はネットで、上の世代は新聞とネットを併用しているのが良く分かります。
SNSの利用、とりわけ(YouTube・Twitter・LINE・Instagram・Facebook)等の利用が多いみたいですね。若い世代ははっきりと答えを出しています。
ななろー
要するにお金を出してまで、読みたいと思わないコンテンツ…みたいです。
これも時代の流れですと言ってしまえば簡単なのですが、新聞社はこの数字を見て背筋が寒くならないのだろうか?
新聞社でも上の世代の人は(管理者側として)十分な報酬を得ているし、他人事のように思っているのでは?(自分さえ良ければそれで良いとか? 後の世代のことなんて知らんとか?)
今在籍の若い世代の方はこれから大変でしょうね。
販売店の景品問題
これが大幅に縮小されたのも、原因として小さくないです。
私も実際それまでは更新の時缶ビール2箱ぐらいと商品券を頂いていました。別に聖人君子ではないので、頂ける物は頂きます。(笑)
懸賞によらないで提供する景品類は、「取引価額の8%または6か月分の購読料金の8%」に制限する。ただし、「新聞類似の付録等」「公開招待」「予約紙等」は、制限しない。
しかしこれは決して販売店のせいではありません。むしろ販売店は気の毒な立場だと今でも思っています。
これは新聞社と販売店の立場を考えれば一目瞭然です。
この記事でも書いているように、実際販売店は新聞社の言いなりにしかなれない辛い立場というのが良く分かります。
「ペンは剣よりも強し」なんて言っておきながら、販売店いじめをする新聞社はどの口が言うのでしょうか?
既得権益にはしがみつく
記者クラブ制度のことです。映画・小説の『64』は警察と記者クラブのガチンコなやり取りを描いてたけど、記者クラブってこのままの制度で本当に良いのだろうか?
アマゾンプライムビデオなら映画を無料で観れます。
ななろー
韓国・中国系のジャーナリストが記者クラブにもし入ってこられたら、これはこれで問題だ(苦笑)
いずれにせよ改革は必要でしょうに。代表的なものに警察・官公庁・大相撲(民間系など他にも多くある)
自分たち以外の者が加入することを決して良しとしない。フリーの記者はまず入れない。大相撲なんてこんな制度が続く限り、結局執行部をヨイショする記事しか書けないだろうに。
結果「大本営発表」の如く横並びの記事が…これでは読む方も退屈してしまう。
そしてますます読者が離れていく。もっと色んな角度で切り口を見せてくれないと。
「広報係」としての役割しかしないのなら、今後AI(人工知能)で十分ってことになるよ笑
希望する新聞料金
もし私が再び新聞購読するとしたら、希望する新聞料金はずばり月額で、
電子版で読むなら¥1,500円 紙・電子版併用で¥2,000円
と言ったところですか…(現在新聞料金は月額朝夕刊セット料金で、4,037円から4,400円 日経新聞¥4,900円)
管理人
新聞社サイドから見れば、「何ふざけたことを…?」と、言うでしょうね。しかし断言します!
これでも人によってはまだ割高感を感じるはず。
まとめ
給与だけは一人前以上に貰って、あぐらをかいているような人間は早く辞めさせる。
その分販売店にお金を回して上げる。そうすればどんなに喜ばれるか。
少なくとも「押し紙」のようないじめを販売店にしているのだし、それが新聞社の利益や給与に結びついているのだから、そう言われても仕方がないだろう。
ネットで有料情報として売り出すように少しずつ方向転換していますが、まだまだでしょう。未だ手探り状態にしか映っていません。
現在新聞購読をしていない私が言うのも何ですが、今後新聞が生き残っていくためには、
- 新聞社自身が大幅なコストカット・スリム化を図る
- 販売店との不公平な取引を即刻是正(販売店あっての新聞社)
- 新聞代(電子版含む)の大幅な値下げ
以上、お読みいただきありがとうございました。