『お問い合わせ』はこちらから

元プロが教えます DIYに必要なおすすめの電動工具【木材加工編】

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

読了時間: 約10

はじめに

私は30年以上電気関係の仕事に携わってきました。そして多くのプロが使う道具を点検・修理して来ました。累計するとおそらく3万台は軽く超えているでしょう。

今回は【木材加工編】と称して、一流のプロが使用している道具を参考にして紹介します。

どんな道具を揃えれば良いのか迷っている方に少しでも参考になるよう記事にしてみました。


道具は最初からすべて揃える必要は全くありません。又慣れないうちから高価な製品を購入する必要もありません。

廉価版(安い価格)で慣れてからでも十分です。メルカリなどを利用して購入コストを抑えるのもアリですね。

管理人

必要となった時に、そのつど揃えていくというスタンスで結構です

そもそもDIYとは?

DIY

「Do It Yourself」という英語の略です。日曜大工とは厳密に言うと違います。日曜大工は「物を作る」こと。DIYは「物を作る」ことに加えて他にも修理・交換など含まれます。

例えば自転車の修理やキッチン混合栓の取り替えとか。最近では女性でDIYをする方が増えてきました。

家具やガーデニングの棚などに飽き足らずアクセサリーなどオンリーワンの「物を創る」方が増えてきたからですね。

電動工具の選び方

主なメーカー

国産メーカー

  • マキタ
  • 日立工機(HiKOKI)
  • パナソニック電工
  • リョービ

外国メーカー

  • ボッシュ
  • HILTI(ヒルティ)

注意
日立工機は2018年6月1日より「HiKOKI」に社名が変わっています

電動工具選びのコツ

出来れば同じメーカーで揃えましょう。道具を買い揃えていく段階でコードレスなら同じメーカーであれば、電池と充電器の共用が出来るからです。(電池が電圧の同じものであれば)

管理人


おすすめのメーカーはずばり『マキタ』です

長年の経験で、一流のプロほど「マキタ」を選ぶ傾向が強いと感じてます。(感覚的には4割前後)

日立工機が次に続くという感じですね。パナソニック電工は電気・設備関係の方のシェアが高いです。

これは昔からそうなのですが、電気関係のプロは材料がパナソニック電工製の商品のシェアが高いのです。その関係上好んで使うことも関係しています。

私も現役時代はパナソニック電工製で、(一部マキタ)電動工具をほとんど揃えていました。

リョービは今一人気がありません。価格的には安いのですが。釣り道具では人気ありますが、電動工具で使う人は少ないです。

しかし製品自体はまったく悪くありません。DIYをされる方はプロ程使用頻度が高くないので、リョービの製品を選ぶのもアリですね。

国内ではこの様にマキタが人気なのですが、世界的に見ると事情は変わってきます。

管理人


ボッシュ』のシェアが高いです

ドイツの世界的な人気メーカーですね。ボッシュの紹介は「金属加工編」でしています。

あわせて読みたい

選ばれる理由

ボッシュやヒルティなど外国製品は、ドリル・ジグソーで選ぶプロが国内でも一定数の割合でいます。

マキタは価格的には少々高いですが、プロが好んで使うには理由があります。

選ばれる理由

  • 性能が優れている(特にモーター関係)
  • ラインナップが豊富
  • 長持ちする(故障しにくい)
  • 長年の信頼と実績がある

以上の理由でマキタは選ばれますね。

MEMO
私は決してマキタの回し者ではありません笑

電圧の種類(充電式)

7.2V〜36Vです。一般に電圧が高ければ高いほど、高性能で価格も高くなります。しかし扱いにくくもなります。

最低限揃えたい電動工具

この3つです
  • インパクトドライバー
  • 丸ノコ
  • トリマ

インパクトドライバー

DIYの王様とも言うべきツールです。DIYを本気で長く続ける気があるのでしたら、インパクトドライバーは多少価格が高くても良い製品を購入すべきです。

出来れば14.4V〜18Vの製品を中心に選びましょう。何をするにしても一番使用頻度の高いのはインパクトドライバーです。慎重に選んで下さい。

大げさな表現をすれば、インパクトドライバーの選び方でDIYが始まります。おすすめのインパクトドライバーはずばりこれです。

おそらく国内で一番プロが所持している工具でしょうね。



打撃には向かないのですが、価格が安くてしかも使いやすいドライバーをお探しでしたらこの商品です。女性のDIY愛好者にも人気ですね。

注意
この商品(IXO5)はあくまでもネジを締めたりゆるめたりする時に使ってください。本格的な木工製品の製作(打撃ツールとして)には不向きです。

丸のこ

木材加工においてインパクトドライバーと並んで重要な工具です。マキタか日立工機の製品が人気でおすすめです。バッテリー製品を無理に購入する必要はありません。100Vの製品で十分です。


私感ですが、HiKOKI(旧日立工機)の工具は色が少し派手な感じがします(笑)個性があって良いのですが。

注意
後述していますが、100Vの工具は必ず二重絶縁製をお選び下さい

トリマ

木材の縁取り加工や溝を彫ったり、面取りしたりする時に使う電動工具です。ネームを入れたり出来るので、個性を出すのにこの工具は欠かせません。

使い方に慣れれば色んな場面で活躍することの多い工具です。インパクトドライバーと同じメーカのものを選ぶようにしましょう。電池と充電器が共有できます。

100V製も選べますが、細かい作業を要するので充電式のほうがコードが無い分使い勝手が格段に上がります。(コードが邪魔になるのは意外と気になります)

おすすめはこれ、インパクトドライバーと同じ電圧です。私も使ったことがありますが、感動すら覚えるレベルの道具ですね。

私の一押しはこの商品です

あれば便利な電動工具

サンダ

仕上げの際にサンドペーパーを使うよりも、はるかに綺麗に仕上げをすることが出来ます。手も疲れませんしね。

ドリルドライバー

よく職人さんでもインパクトドライバーで穴あけの代用品として使う方がいますが、これはあまり褒められた使い方ではありません。何故ならインパクトドライバーを傷める元になるからです。

管理人

インパクトドライバーは「打撃」させて使うツール。ドリルは「回転」させて使うツールだからです。

しかし木工用としてドリルを使う場面はさほど多くはありません。(作るものにもよりますが)もし使う必要がある場合は100V製のドリルを購入しましょう。

充電式より安く手に入ります。詳しくは「金属加工編」の方で解説しています。そちらを参考にしてください。(直接ドリルドライバーの見出しまでジャンプします)


注意
ドリルドライバーで作業する際、軍手を着用するのは止めましょう!軍手を巻き込むと、指を怪我する危険があります。革手袋などを着用してください。

現役時代私がよく使っていたのはこの手袋です。最近人気の「ワークマン」で以前よく購入していました。金額が安い割に長持ちするので重宝しました。

ナイロン製ですが、革手袋に比べてビスやボルトをつかみやすいので作業性が抜群です。

デメリットとしては、夏の暑い時期汗をかくとどうしても匂いが少し気になります。まぁ洗濯すれば済むことですが(笑)

ジグソー

金属製の材料を加工する場合使用頻度は割とありますが、木工の場合トリマーでこと足りる場合が多いので、特に必要とされる物を作る時以外購入する必要はないかと思います。

しかしテーブルなど製作する場合、曲線切をするのならこの道具が必要になってきます。特徴として上下に刃が動くので、材料をしっかりと片手で抑えていないと怪我をする恐れがあります。

この道具はある程度熟練を要する道具ですね。鉛筆などでしっかりと下書きをしていても、最初は下書きから外れたりします。

逆に言えばこの道具を使いこなせるようになると、DIYの完成度はかなり上がるでしょうね。ドリル同様100V製をおすすめします。

おすすめのメーカーはずばり「ボッシュ」です。現場では「マキタ」が一番使われています。

掃除機

これはコードレスを選びたいですね。DIYに限らず車内の掃除とか、活躍する場面はある意味一番多いかもしれません。

もちろん今家庭でお使いの掃除機でも別に構わないです。もし購入するならおすすめはずばりこれです。

コスパが抜群です。

ペンドライバー(マキタ製)を購入予定の方はこちらがおすすめです。


私はこういう場面でも使います。こちらを参考にしてください。(直接掃除機の見出しまでジャンプします)

ブロワー

隅に残ったゴミを吸い取るのではなく、はじき飛ばしたりする時に使います。ペンキを塗る時などに重宝しますね。

これは掃除機でほぼ代用出来ますので、必要とする時以外購入する必要はありません。おすすめの商品はこれです。18Vですから、マキタで揃えると充電器や電池が共用できてお得です。

100V製品は二重絶縁製を選ぶ

2重絶縁の説明

回マークの付いた物を選ぶようにして下さい。

二重絶縁とは?

こちらを参考にして下さい

二重絶縁とは、電気回路と使用者の間が異なる2つの絶縁物により絶縁され、感電に対する安全性が高くなった構造を言います。このためアース(接地)する必要がありません。引用元:ヤフー知恵袋より

専門用語で書いているサイトが多い中、この「ヤフー知恵袋」の回答が一番分かりやすいですね。

室内作業がメインになるとは思いますが、屋外(自宅の駐車場とか)で作業される方も多いと思います。何れにせよ「回マーク」の付いた製品を選ぶようにしましょう。

注意
作業時は保護メガネ・保護手袋・保護マスクを必ず着用しましょう!

貴方の体は貴方自身で守りましょう

プロの工具点検方法(参考)

下のボタンをクリックすると関連記事(電動工具の点検方法)に直接ジャンプします。

興味のある方はどうぞ。プロの点検方法です。

まとめ

今回は電動工具について記事をまとめてみました。DIYの出来栄えを左右するのに電動工具がかなりの割合を占めます。

あなたに合った電動工具に巡り会えるよう色んな所で試したり、意見を聞いたりして下さい。

大事なことなので、繰り返します。

もう一度CHECK!

  • 充電工具は同じメーカーで揃える
    (充電器・電池が共用できるから)
  • メーカーにこだわりがなければ、マキタかボッシュで揃える
  • 一度に買え揃えようとせず、必要なものから
  • 100V製品は二重絶縁製を選ぶ

以上、お読みいただきありがとうございました。

あわせて読みたい
アイキャッチ画像 元プロが教えます DIYに必要なおすすめの電動工具【金属加工編】