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元プロが教えます 包丁の研ぎ方と砥石(といし)の選び方

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実際に研いでみましょう

7つのポイント

手順1
刃の状態を調べる
先ずは爪先で現在の刃の状態を調べます。これでどれぐらい研いだら良いか感覚で分かります。
手順2
刃の角度
刃の角度は砥石に対して45度を目安にします
45度に向けた写真

作業性を考えると、45度位がちょうど良いですね。「先端・中央・後ろ」3箇所に分けて研いでいきます。

手順3
角度を約15度に保つ
15度浮かした写真

刃を浮かす角度は大体で良いのですが、目安として10円玉が3枚程度入る角度を保ちながら研いでください。

手順4
表側より裏側は若干寝かせて研ぐのがコツ
出刃包丁は片刃なので裏側はベタッと寝かせて研いでください。
手順5
砥石に馴染ます様に
押して研ぎます。引く時は柔らかくあまり力を入れずに、リズミカルに行うようにしましょう。
手順6
研ぎドロ
研ぐ途中に出る研ぎドロは洗い流さず、その上から水をかけましょう。研ぎドロは磨き成分たっぷりなので大事にしてください。
手順7
リズミカルに研ぐ
自分なりのリズムで研ぐ様にしましょう。頭の中でカウントするのが良いでしょう。(1回につき15回の往復を目安にして下さい)以上です。

実際に研ぐ時の動画を用意しました。動画をご覧ください。(私です)動画のように早からず、遅からずを心がけて。

大事な事は神経を集中して研ぐことです。慣れないうちは休憩をはさみながら研いでください。神経集中と言いましても長時間は無理ですから。

注意

他のことを考えながら研いだりすると、指を切る恐れがあります

実際私も過去に1度だけですが、砥石と包丁の間に指を入れてしまって怪我をした苦い経験があります。泣

チェックの仕方

MEMO

包丁を爪に当ててみて、引っかかりがあればOKです。自身のない方は野菜のいらない部分を使って切れ味を確かめてください

又片方を研ぎ過ぎると「かえり」が出ます。指を切らない様に十分注意して確かめてみましょう。同じリズムで同じ回数研げば、「かえり」は出ないはずです。

砥石の手入れ

管理人

研ぎ終わった砥石はさっと水洗いした後は、水を切って日陰で保存してください。

まとめ

これはあくまで私の経験に基づく考えですが、自分でも満足に研げたと思うまでには研ぐ回数にも依りますが、最低でも半年から一年は掛かると思います。

研ぎすぎると「刃こぼれ」しますし、やってみると最初は戸惑うかもしれません。しかし包丁研ぎに「定石」はありません。

私も調理師時代は親方のやり方を見よう見まねでやっていました。決して手取り足取りで教えてくれませんでしたから。そのくせ「やり直し!」って何度も言われましたけどね(苦笑)

最終的に「切れる刃」に仕上げれば良いのですから、こればかりは何度も研いでみて体で覚えるしかないと思います。しかしながら、ある程度マスターしてしまえば包丁研ぎ代行さんにお金を支払うことも無く、節約にもなりますね。

初期費用も砥石と砥石台代の¥2〜3,000程で済みますから是非チャレンジしてください。後、大事なことですが、砥石は使っているうちにどうしても中央が凹んできます。砥石の凹みを矯正する『粗砥そてい』というものがありますので、出来ればこれも合わせて購入していただけたらと思います。

包丁研ぎ半端ないって!そんなんできひんやん 普通

ななろー

いや、普通に出来ますから(笑)以上、お読みいただきありがとうございました。こちらの記事も合わせてどうぞ
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