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元プロが教えます 包丁の研ぎ方と砥石(といし)の選び方

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包丁研ぎ

「刃物・包丁研ぎます」一本¥1,000円!?

最近ふと「コープ」の前を通ったら、業者さんが一本確か¥1,000だったかな?「刃物・包丁研ぎます」ってのぼりを出して出店しているのを見かけました。

どこの家庭にも包丁の2〜3本はありますよね?仮に3本研いでもらったとして¥3,000ですか…結構な出費ですよね。まぁコープさんに何割か支払うとそれぐらいの金額設定になるのですかね?

その時は急いでいたのであまり詳しく見ずに前をとおり過ぎましたが、複数だと少し割引になるのですかね?もっとちゃんと確認しておけば良かった(笑)それはさておき今から数十年前になりますが、私調理師(洋食)を3年ほど経験したことがあります。

その頃は週に2〜3度は包丁を研いでいました。その時の経験が今も生きています。若い時体で覚えたことは一生役立ちますね。3年間やった割に料理の方はからきし駄目なんですが(笑)いまでも包丁研ぎだけは自信あります。

管理人

それ自慢か!そこ違うでしょう!

包丁研ぎはコツさえつかめば誰でもできるので、私がそのコツを伝授します。

管理人

そんな大袈裟なもんか!

用意する物

用意するもの
  • 中砥石(ホームセンター等で「800番のものを購入しましょう )
  • 砥石台(滑り止めです。有れば便利です)
  • 砥石を水につけておく為の入れ物(バケツ等)
  • タオル若しくはバスタオル(砥石の下に敷きます  滑り止めとして濡らして使用します)
  • エプロン等
    慣れないうちは服と付近が汚れますので、十分注意してください。

以上です。思った程費用の負担はないと思います。(¥2〜3000円位)砥石は一度購入すると、使用頻度にも依りますが数年は確実に使えます。

水を入れたバケツに20〜30分つけておく

バケツに水を入れ砥石を着けた写真

なぜか言いますと、砥石に含まれた「気泡」を抜く為です。砥石は「生き物」ですからね。充分に空気を抜きましょう。そしてもちろん砥石を充分水に含ませないと「切れる刃」に仕上げることは出来ません。

研ぐタイミング

あまり切れなくなるまで放って置くと、結局研ぐ手間が増えてしまいます。タイミングとしては少し切れにくくなってきたな…と思った時に研ぐのがベストですが、皆さん日頃家事や仕事・パート等で忙しい毎日をお過ごしになっているので中々研ぐ時間を捻出するのは難しいですよね。

しかし最低でも1ヶ月に1回は研ぐ時間を確保して頂けたらと思います。1本につき最低5分研ぐだけで随分と切れ味が変わりますよ。

そして何よりも包丁に対して愛着が湧いてきます。包丁の切れ味は料理の味にも反映されますよね。いつも新品同様の切れ味で料理できるのはストレス解消にも繋がります。

ミニ知識
【包丁の語源・由来】 包丁は、同音漢字の書き換えで、元来は「庖丁」と書く。 『荘子・養生主篇』の中に、文恵君のために庖丁が上手に牛を骨と肉に分けた話があり、伝説的な料理の名人として「庖丁」が登場することから、包丁の語源は料理人の名前とされることが多いが、原義を知らずに出された説で、名前という根拠はない。
出典 語源由来辞典より

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