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南極物語
1983年:公開
この映画は実話をもとに作られた映画ですね。「タロ・ジロ物語」とも言うべき映画。映画のキャッチコピーは、『どうして見捨てたのですか なぜ犬たちを連れて帰ってくれなかったのですか』
これよく分かる。観ていて本当にそう思った。連れて帰ってあげてよ、かわいそうやん…と。
最近私も犬を飼うようになって、改めて犬の気持ちと言うか、犬目線で見た場合、「おいてけぼりはないやろ、それなら最初から連れていくな!」と、犬がツッコミ入れる所。見どころはなんと言っても、極寒の中犬が1匹ずつ亡くなっていく様子を描いていく場面。
少し記憶から遠いけど、タロ・ジロ以外で確か1匹だけ群れを離れて生き延びた犬がいたはず。あの極寒の中を生き延びていくだけでも、どれだけ困難なことか?しかも鎖を自力で外してだからね。しかも食べるものと言えば、アザラシ…のみ?
今ならどうだろう?動物虐待の映画だと騒ぐ人もかならずいるだろうな。色んな意味で考えさせられた映画でした。健さんは隊員として主演。
同僚役に渡瀬恒彦。その婚約者役にあの夏目雅子が出演しています。みんな亡くなってしまったなぁ…
ブラック・レイン
1989年:公開
厳密に言うと、主人公は高倉健ではありません。マイケル・ダグラスです。ですが、あまりにも松田優作の演技がすごすぎて。実質松田優作が主役と言っても良い映画じゃないかなと。
結局彼の遺作映画となりました。しかも関西(大阪)を舞台にした作品ですから、取り上げないわけにはいきません。早い話が、ヤクザと刑事が戦う物語なのですが、ヤクザの親分役で登場する若山富三郎の老獪な演技も、これまたみもの。
ニューヨークで日本のヤクザがレストランで刺殺され、その犯人(松田優作)が日本で指名手配されていたため、日本へ護送することになる。それからの展開は目まぐるしく、佐藤(松田優作)が到着した空港から、まんまと逃げることに成功する。
後はそれを追う刑事たちと、ヤクザ同士の争いも加えてクライマックスへ。見どころが多すぎて選ぶのが困るほどですが、私的には松田優作のバイクに乗るシーン。映画では佐藤が小指を詰めるシーンが有り、その痛めた指でオートバイを巧みに運転している。
スタントマンを使わず本人が運転しているのを見て、プロフェッショナルな松田優作を存分に感じることが出来ました。松田優作が亡くなってもうすぐ30年ですか…月日が経つのはなんて早いのだろう。ついこの間の出来事だったような気がする…
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幸福の黄色いハンカチ
公開:1977年
どうしても島耕作と間違えてしまう(笑)もう説明する必要あるの?と思うぐらいメジャーな映画。観たことはなくても、タイトル名ぐらいは知っている人も多いはず。
私も知らなかったのですが、映画化の後、テレビでもリメイクされて放送されていたみたいですね。赤の他人の健さん・桃井かおり・武田鉄矢の三人がひょんなことから、一緒に北海道をドライブしながらドラマを繰り広げて行きます。
武田鉄矢が何とかして、女性をものにしようと(失礼)色々試みるも、撃沈続き。桃井かおりを何とか車に乗せるところまではこぎ着けたけど、そこに邪魔者の(笑)島勇作も同乗することになる。
映画で武田鉄矢が乗っていた、赤のファミリアは当時本当に人気のあった車で、私の友人も乗っていたことがあって、今見ても懐かしい。『遙かなる山の呼び声 』では人を間違って殺めた田島(健さん)が、最後は刑務所へ護送されて映画は終わるが、この映画では逆に刑務所を出所したところから始まる。
登場人物も両方出ている人が何人かいます。北海道の夕張にたなびく大量の黄色いハンカチは、ラストを飾るにふさわしいシーンでした。
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動乱
公開:1980年
もうさすがに細部のことは覚えていません。待望の吉永小百合との共演作品です。妖艶というかどう表現したら良いのだろう?
「226事件」という非常にデリケートなテーマを扱った作品なので、取り上げるべきか迷ったのですが、書くことにしました。
自分なりにゆるい縛りを決めていて、「政治・宗教」のことを記事にしないと決めているのですが、この作品を通じてどうのこうのと訴えるつもりはないので、まぁ良いかなと。
純粋に映画作品としての良さを伝えます。昭和初期の暗雲立ち込める時代を背景に純粋な恋愛を描いています。物語はまず、隊の初年兵溝口(永島敏行 )の姉が芸者に売られるのを阻止しようとして、隊を脱走する事件から始まります。
その姉役が吉永小百合。結局溝口は、捜索隊の上司を殺してしまい、銃殺刑に処せられます。必死に溝口のことをかばってきた宮城(高倉健)は、千円を香典として渡します。
その後、このことが原因で左遷させられた宮城は、薫(吉永小百合)と現地で再会することになります。その時薫は芸者だったのですが。(結局売られてしまった)
薫が自殺を図ったり、宮城が軍の不正を握ったことを引き換えに薬を手に入れたりして、薫の命を救うことになります。一連のことがきっかけで二人は晴れて夫婦に。しかしこれが一筋縄には行かない。
二人が本当の男女関係になるのはもうしばらく後になリます。「226事件」を起こすまでのいきさつがこの後続いていきます…内容が重すぎて、息が詰まりそうになるのですが、健さんと小百合さんの演技のぶつかり合いは、もうこの映画でしか観ることが出来ません。
米倉斉加年さんと健さんとのやり取りもすごかったのを当時観ていて思ったのですが、(米倉斉加年さん名演技でした)そんなことも吹っ飛んでしまうほど、吉永小百合さんの汚れ役は当時、「この人こんな役もこなせる人だったんや」と感心したのを覚えています。
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2019年7月4日現在有料になっていますね
まとめ
ブラック・レイン以外またしても寒い場所の映画紹介になってしまいました。特に意識したつもりはないのですが…健さんの出演映画の本数があまりにも多すぎて、選ぶだけでも一苦労(ふっー)
以上、お読みいただきありがとうございました。