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(以下敬称略)
選考で悩む
意外と好評だったみたいで、Part3をお届けすることになりました(笑)これが健さん映画の紹介としてはおそらく最後となります。
最後に4作品を選ぶにあたって、先ずこれが大変な作業。残り数多くの優秀作品から4つ選ぶというのも、結構大変でした。最終候補に上げたのが、
- 八甲田山
- 網走番外地
- あ・うん
- あなたへ
- 単騎、千里を走る。
- 海峡
- ホタル
- 駅 STATION
- 夜叉
- 網走番外地 「北海編」
- 山口組三代目
- 君よ憤怒(ふんぬ)の河を渉れ
計12作品。独断で、上位4作品の紹介をする運びとなりました。
八甲田山
公開年と主な出演者
公開:1977年
- 高倉健
- 北大路欣也
- 加山雄三
- 緒形拳
- 丹波哲郎
- 三國連太郎
ですから、41年前の映画ということになりますね。
映画の時代背景
八甲田山とは
八甲田山(はっこうださん)は、青森市の南側にそびえる複数火山の総称で日本百名山の一つ。「八甲田山」と名がついた単独峰は存在せず、18の成層火山や溶岩円頂丘で構成される火山群である。
引用元:ウィキペディア
1904年に日露戦争が勃発します。最終的に日本が勝利しますが、日本側の犠牲も多大なるものでした。
勝利を決定づけたのは、日本海における「連合艦隊」とロシアが誇る「バルチック艦隊」との戦いでした。東郷平八郎が当時の司令長官でした。
大河ドラマ「西郷ドン」ではおそらく11月終わりか〜12月頃に「西南戦争」のシーンが現れると思いますが、いとこ同士が敵・味方で争うシーンが見られると思います。
少し話がそれました。映画「八甲田山」はそんな時代背景をもとに描かれた作品です。要はロシアとの戦いに備えて、冬の八甲田山で演習をするのですが、その時実際にあった出来事を、映画にしているわけです。
結末を先に書きますが、この演習で210名中199名が死亡しました。
こんな悲惨な出来事になった発端は、徳島大尉/中隊長(高倉健)と神田大尉/中隊長(北大路欣也)の上司である、児島大佐(丹波哲郎)と津村中佐(小林桂樹)の「どうせなら八甲田ですれ違う行軍計画にしよう」という、こんな気軽な口約束から始まったことでした。
こんなことで、若者の貴重な命が奪われていったわけです。映画では豪雪の中、壮絶なシーンがこれでもかと言うぐらい繰り広げられます。北大路欣也の有名なセリフですが、『天は我々を見放した!』は当時の流行語になりました。
映画的にはW主演と言って良いのでしょうね。健さんの演技はもちろん良かったのですが、この映画に関して言えば、私的には北大路欣也の方が演技力が勝っていると感じました。
映画「八甲田山」と「二百三高地」の比較
時代背景は同じですが、「二百三高地」は実際に日本とロシアが、中国「旅順」で戦った模様を描いた作品です。
タイトル名 | 八甲田山 | 二百三高地 |
---|---|---|
公開 | 1977年6月4日 | 1980年8月2日 |
上映時間 | 169分 | 185分 |
配給収入 | 25億900万円 | 18億円 |
配給 | 東宝 | 東映 |
主な出演者 | 高倉健(徳島大尉) | 仲代達矢(乃木希典) |
北大路欣也(神田大尉) | 三船敏郎(明治天皇) | |
加山雄三(倉田大尉) | 森繁久彌(伊藤博文) | |
監督 | 森谷司郎 | 舛田利雄 |
アマゾンプライム会員の方はこちら(無料)からどうぞ。主役の乃木希典役は、仲代達矢が演じました。
戦争の悲惨さはもちろんのことですが、両方の映画共に命の尊さについて、深く考えさせられます。