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印象に残る『高倉健』出演映画を紹介しますPartⅢ(最終編)

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読了時間: 約4

網走番外地

公開年と主な出演者

公開:1965年

主な出演者

  • 高倉健(橘真一)
  • 丹波哲郎(保護司・妻木)
  • 田中邦衛(大槻)
  • 南原宏治(権田権三)
  • 嵐寛寿郎(阿久田【鬼寅】)

あらすじ

割と単純なあらすじなので、今でもけっこう覚えています。網走刑務所で、模範囚だった健さんが母が生死をさまよっているとの知らせを受けて、仮釈放をもらうことになります。(丹波哲郎【保護司・妻木】のはからいで)

しかし、同じ雑居房にいた囚人の脱走計画に巻き込まれる羽目に。直前になって、同じ雑居房にいた阿久田老人がこの脱走計画を失敗に終わらせるのですが、この老人こそ実は「鬼寅」と呼ばれていた男でした。

結局健さんは、次の日森林伐採の労役で自分の意志に反して、脱走の道連れにされてしまう…という物語です。

MEMO

鬼寅とは“八人殺しの鬼寅”として、映画史に残る名キャラクターです

嵐寛寿郎こと「アラカン」さんは、この映画で見事な演技を見せてくれます。
この方はなんと言っても「鞍馬天狗」役で有名ですね。

批評

健さんがスターダムにのし上がった作品としてあまりにも有名ですが、私がこの映画を観たのは11年前のこと。

WOWOW昔から契約している方ならご存知だと思いますが、当時「WOWOW」で、今はBS255「日本映画専門チャンネル 」がセットになっていました。

基本料金でこのチャンネルも観ることが出来ました。

WOWOW番組表

結局、程なくこのサービスは突如終了し、(残念)それと同時にWOWOWも解約したいきさつがあります。当時のパンフレットです。

確かこの時観ていますが、「自炊」したはずのパンフレットが見当たらない。当時は土日に録画しておいたものをまとめてよく見ていたりしていました。


調べたら、網走番外地はシリーズとして18本あるそうですが、おそらく「WOWOW」で全部見ているはず。

が、強く印象に残っているのはこの第1作めと「北海編」・「大雪原の対決 」の3作のみ。

MEMO
北海編」はアマゾンプライム会員の方なら無料で観ることが出来ます

後はほとんど内容も忘れました。1980年代頃の渋い健さんも素敵ですが、若かりし頃も荒削りな感じがなんとも言えません。

若い時は任侠物で人気を呼びましたが、年を重ねるごとに良い作品にも恵まれましたね。


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あ・うん

公開年と主な出演者

公開:1989年

主な出演者

  • 高倉健(門倉修造)
  • 富司純子(水田たみ)
  • 板東英二(水田仙吉)
  • 富田靖子(水田さと子)

あらすじ

一言で言えば、門倉修造と水田親子の人間模様を描いた映画。それではあまりにも簡単すぎるので付け加えます。

舞台は昭和初期。事業家の門倉とサラリーマンの水田は戦友仲間(日露戦争?だと少し計算合わない)です。水田の妻たみに密かに想いをよせる門倉は、水田の娘さと子に気持ちを見破られます。

折しも地方から転勤で東京に戻ってきた水田と門倉が、一家ぐるみで再び付き合いが始まリます。いろんな出来事が重なりながら、一度はケンカ別れをする門倉と水田ですが、水田がジャワ支店長として転勤することが決まり、雪の降る最後の夜、3人で酒をくみ交わしながら、映画の幕が閉じます。

批評

恋愛物語としては物足りなく、かと言って友情物語と言うにはどこかもどかしい。3人がそれぞれ微妙な距離を保ちながら、相手のことを気遣うのですが、3人それぞれの個性がうまく調和されて不思議なハーモニーを描いている…そんな気がしました。

特に水田仙吉役の板東英二はまさにはまり役。この人なしでは健さんの演技も生きなかったでしょう。まさしく映画のタイトル「あ・うん 」のような二人でした。

あなたへ

公開年と主な出演者

公開:2012年

主な出演者

  • 高倉健(倉島英二)
  • 田中裕子(倉島洋子)
  • 佐藤浩市(南原(なんばる)慎一)
  • 草彅剛(田宮裕司)
  • 綾瀬はるか(濱崎奈緒子)

あらすじ

富山の刑務所で指導教官を務める倉島英二に、亡くなった妻・洋子から1枚の絵手紙が届きます。絵手紙の内容は「故郷の海に散骨して欲しい」と書かれていました。

英二は亡くなった妻の真意を確かめるために、一人旅をすることになります。各地を色々と旅しながら、最後は洋子の生まれ故郷(長崎県平戸の漁港・薄香)にたどり着きます。薄香の写真館で英二が見つけたのは、幼い頃の洋子の姿でした…

批評

公開年の時、健さんは81才ですね。とてもそんなふうには見えなかった。映画の設定どおり、60代の男性でした。この映画は2014年に亡くなった健さんの遺作となりました。(享年83歳)(2012年に亡くなった大滝秀治の遺作でもある)

洋子と死別してから、色んな場所を旅しながらやがて洋子の伝えたかったことが分かるのですが、「人間交差点」ともいうべき作品でしたね。特に印象的だったのは、大滝秀治との共演シーンです。

セリフは少ないのですが、大滝秀治の圧倒的な存在感。名脇役にふさわしい幕切れでした。この映画は脇役も凄いのですが、(ビートたけしも出ている)一人ひとりがちゃんと健さんと絡んでいる。


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まとめ

「あなたへ」を最後にもう健さんの映画を見ることが出来なくなったのは、本当に残念です。しかしながら、これまで数多くの作品を通じて色んなことを学ばせてくれました。感謝の気持ちでいっぱいです。

アマゾンプライム会員の方は、健さんの映画を(全てではないが)無料で観れますので、これを機会に是非どうぞ。

以上、お読みいただきありがとうございました。

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