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自宅での雷対策
雷が聞こえたら、一番手っ取り早い方法はコンセントを抜いてしまうことです。しかしこれではあまりにも支障をきたすでしょう。
そこで、優先順位をつけてみました。まずは影響を受けそうな製品のコンセントを抜いてからです。
パソコン・テレビの回路
パソコン・ルーター・TVの電源を落とし、コンセントを抜きます。TVやレコーダーに接続しているアンテナ線(同軸ケーブル)も外します。ノートパソコンなら、電源コードを抜いてバッテリモードで作動させるようにしましょう。
念の為、電話回線やADSLの場合、モジュラージャックも抜いておくようにしておきましょう。雷の侵入は電源線・通信線関係なくやってきます。
光ファイバー回線(FTTH)の場合は、絶縁体で電気を通さないので、雷の影響はありません
電子レンジ・冷蔵庫
直ぐにコンセントを抜いておきましょう。冷蔵庫は正直微妙ですね。各自の判断でお願いします。
エアコン
エアコンの場合、最悪室外機のインバータ回路がやられてしまうとまともに動作しなくなる恐れがあります。暑い時エアコンを切るのはかなり覚悟のいることですが、ペットを飼っている方などは十分に注意してください。
ななろー
ご家庭の分電盤に名称が記載されているはずですので、少なくともこれらの回路を色別などして分かりやすくしておく必要があります。まずはリモコンで電源を落とし、プラグを抜いてから最後に念の為ブレーカを落とすという順序を踏んで下さい。
火災保険の見直し
保険のことはあまり詳しくないのですが、以前落雷で被害に有った時壊れた家電製品を保証してくれた話を知り合いから聞いたことがあります。
もちろん保険の種類によって補償範囲が変わってくるでしょうから、火災保険に入っている方は、今一度内容の確認・見直しをした方が良いでしょう。家電製品の保証があれば言うことないですね。
雷サージとは?
落雷時、電線などの高所にあるものに瞬間的に発生する有害な過電圧や過電流のことです。
電話線、電源線、アンテナ、大気中を通って家の中に進入し、このサージ電圧によってパソコン・ルーターなどの電子機器は、絶縁破壊や誤作動・劣化などの影響を受けます。
「雷ガード」は、内蔵された吸収素子(バリスタ)が雷サージを吸収することで、接続するパソコンなど故障を防ぐため、雷サージ対策として最適です。
引用元: 落雷によるパソコンへの被害対策 サンワサプライ株式会社
実際落雷というのは、場所を選びません。例えば近くに避雷針の立っているマンションがあるから安心…とは決して言えないのです。
家にいるときなら上記のようにブレーカーを落としたりコンセントのプラグを抜くなどして対策を施せますが、外出している場合もありますね。
その場合でも『雷サージ』対応製品を使用して防ぐようにします。
雷サージの種類
では実際にどのような製品があるか、大まかに分けてみました。
雷ガードタップ
一般的に「サンワサプライ」や「エレコム」が有名です。
USBポートを4つ備えているこんな製品もコンパクトなので、出張や旅行の携帯用にも便利ですね。
私は「エレコム」のこの製品を使用しています。
色々と種類もあり、金額もまちまちなので用途にあったものをお選びください。
地震安心盤
地震と雷の両方に対応している分電盤があります。費用の方がかなり高くなるのでお勧めしにくいのですが、例えば新築の家を購入予定の方や、リフォーム予定のある方でしたら、分電盤ごと『地震』と『落雷』に対応した分電盤を設置することも視野に入れてみては如何でしょうか?
安心度に関して言えば、『雷ガードタップ』の比ではありません。工事費については単独工事よりも安く施工してもらえます。(たぶん)
分電盤取替は有資格者(電気工事士免許)による工事が必要です
2018年8月5日追記
分電盤取替は高価なので選択肢から外れるのでしたら、分電盤内に避雷器(アレスタ)を設置するという手があります。金額としては¥5,000〜10,000ぐらいの範囲ですね。
- 電気工事士免許を要する有資格者による工事が必要
- 分電盤に空きスペースが必要
- メーカーに依っては、自社分電盤以外未対応の場合があり
汎用品タイプで、価格も比較的安価なアレスタを一つ紹介しておきますね。
直撃雷(近くの電柱などに直接落雷して電源線に伝わってきた場合、残念ながらどちらも防ぐことは出来ません。)
まとめ
雷に対する備えというものは、普段から決しておこたらないようにしたいですね。数キロ先で落雷しても、被害を受ける場合があります。今まで大丈夫だったから、これからも大丈夫…なんてことは決してありません。
もし外出中近くで落雷があれば、すぐ近くのできるだけ大きな建物の中に避難するようにしてください。誘導雷と言って、地面を走る場合があるので早めに屋内の安全な場所へ避難するのが一番です。
以上、お読みいただきありがとうございました。





